モルモットアレルギーについて マチュピチュでの怖い経験も・・

管理人はスギ花粉のアレルギーがあります。さいわい動物に対するアレルギーはありませんが、知り合いには犬アレルギーの人もいれば猫アレルギーの人もいます。そしてモルモットアレルギーの人も。

動物に対するアレルギーが重い場合、大好きな動物を抱っこすることも出来ないなんて悲しすぎますよね。もし自分がモルモットアレルギーだったら、と思うとゾッとします。だって大好きなモルモットに近づいちゃいけないなんて、そんな人生イヤですよね。

今回はそんな残念なモルモットアレルギーについてお話させていただきます。

モルモットアレルギーとは?

犬アレルギーや猫アレルギーと同じように、モルモットアレルギーも存在します。モルモットの被毛やフケに触れたり、それらを吸い込んだりすることでアレルギーが起きます。被毛やフケ以外に排泄物(特に尿)もアレルギーの原因となるようです。

どんな症状がみられるの?

人の症状としてはクシャミ、鼻水、咳、喘息のような症状が出て息苦しくなる、湿疹やじんましんが出る、目の痒みや充血、結膜の浮腫、など一般的なアレルギーの症状のほとんどが見られるようです。

こういった症状は体調によっても出方が変わってくるので、風邪などをひいて身体が弱っている時にはひどい喘息になってしまったり、ショックを起こしたりする恐れもあります。

実際、知り合いがペルーのマチュピチュで、それとは知らずにモルモット料理を食べてひどい喘息が出てしまったそうです。

さいわい同行のご主人がお医者様だったので大事に至らずに済みましたが、右も左もわからない外国で、ひとつ間違えば生命が脅かされるほどの症状に陥ってしまったなんて怖い話です。

モルモットアレルギーをけっして軽く見てはいけないということですね。

どうやって診断するの?

病院(人の病院ですよ)で血液検査を受けることで診断してもらいます。IgE抗体価を測定することでどの程度のアレルギーがあるのかがわかります。料金は数千円です。検査費用は保険適用されるのでしっかり症状を訴えてから検査してもらうと良いでしょう。

どんな対策が必要?

モルモットアレルギーがあると診断されたら、本当はモルモットの飼育を諦めるのが正しい判断でしょうが、そこまで重い検査数値でなく、症状も軽いのでしたら、以下の対策方法をやってみるのもひとつの選択肢だと思います。

ただし、アレルギーは最初のうちは軽くても、だんだん重くなることもあるので、けっして甘くみたりせず十分注意を払っていただきたいと思います。

マスクと手袋を着用する

ケージの掃除をする時やペレット・牧草を用意する時は必ずマスクと手袋を着用しましょう。使い捨てのもので十分です。

マスクは中にティッシュを折りたたんで入れて使うと機密性がアップして良い感じになりますし、ティッシュを交換するだけで何回かは使いまわすことができます。

手袋は医療従事者用のもの(検査用グローブ)を使うと便利です。

マスクも手袋もネットで安く箱買いしてストックしておくと良いでしょう。

ゴーグルや水中眼鏡を着用する

目が痒くなる場合もあるので、そういった症状が見られる人はゴーグルや水中眼鏡を着用するのが良いでしょう。

夜だとちょっと見え辛かったりして大変ですが、それくらい大げさにガードしておくくらいの気持ちでアレルギーには対処すべきです。

空気清浄機を設置する

モルモットアレルギーがある知り合いの家では、約6畳の部屋に2台の空気清浄機が設置されていました。1台だけの時と比べて効果が違うのかどうかははっきりはわかりませんが、空気清浄機がなかった時はクシャミや鼻水が結構つらかったそうです。

まだ空気清浄機を使っていない方はとりあえず1台設置してみてはいかがでしょうか。ただし、フィルターの掃除は通常より小まめにおこなう必要があるとのことです。

換気扇を回しっ放しにする

できるだけモルモットの毛やフケ、排泄物のにおいなどを室内に充満させないために、換気扇をずっとつけっ放にしておくのも良いでしょう。

換気扇のない部屋の場合はエアコンの換気機能を使うと良いでしょう。空気清浄機を設置するのも良いでしょう。

飼育ケージそのものを透明ビニールで覆う

もちろん夏の時期はこんなことをしたら熱中症の危険があるのでダメですが、それ以外の季節では全部とは言わないまでも3方向を囲うだけでもアレルギー物質を飛び散らせないひとつの方法と言えます。中の温湿度の管理をしっかりやるのは大前提です。

モルモットのシャンプーをする

モルモットアレルギーがある知り合いのところでは、1~2ヶ月に1回くらいのペースで洗ってあげると割と良かったとのこと。抜け毛やフケなどのアレルギー物質が少なくなるからでしょうか。

基本的にモルモットはお風呂に入れる必要は特にありませんが、こういうケースでは定期的なシャンプーも有効なのかもしれませんね。もちろん、アレルギーのない家族の人に洗ってもらわなければなりませんが。

アレルギーのお薬を処方してもらう

医師に相談して薬を処方してもらいましょう。症状をコントロールしながらモルモットとどう接していけばよいかアドバイスをもらうと良いでしょう。

モルモットに近づかない

もはや何のために飼育しているのかわからなくなりそうですが、ひどいアレルギーが出るようならモルモットから離れるのが最も有効な手段です。

アレルギーのない家族に世話を頼んで症状が落ち着くのを待ちましょう。

本当にモルモットアレルギー?

モルモットアレルギーではなく、牧草に対するアレルギーを起こしている可能性もしっかり考慮しないといけません。

モルモットの主食である牧草(チモシー)はイネ科の植物ですが、このイネ科のアレルギーを持っている人もけっして少なくはありません。

おかしいな、と感じたら病院でアレルギーの検査を受けるべきでしょう。

まとめ

モルモットアレルギーは、モルモットの被毛やフケに触れたり、それらを吸い込んだりすることで起きます。

症状はクシャミ、鼻水、咳、喘息のような症状が出て息苦しくなる、湿疹やじんましんが出る、目の痒みや充血、結膜の浮腫、など。

病院でIgE抗体価を調べてもらうことで診断が可能です。

モルモットアレルギーだと診断されたら、世話をする時に、マスクと手袋を着用する、ゴーグルや水中眼鏡を着用する、空気清浄機を設置する、換気扇を回しっ放しにする、飼育ケージそのものを透明ビニールで覆う、モルモットのシャンプーをする、アレルギーのお薬を処方してもらう、モルモットに近づかないなど、しっかりと対策を考えましょう。

また、モルモットアレルギーではなく、牧草のアレルギーかもしれないので、おかしいと感じたら病院でアレルギーの検査を受けましょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告