モルモットにとってハーブや野草は必ず食べなければならないものではありません。基本的に牧草、ペレット、野菜で栄養バランスはOKです。与えるとしたら、時々おやつとして安全安心なものを少しだけ与えるのがよいでしょう。
そもそもハーブや野草には様々な薬効があり、それがモルモットにどんな効果をもたらすのか、まだまだはっきりわかっていない部分が多いのです。
今の段階で安心して気軽に与えられるハーブや野草は下記のとおりです。
食べられる野草
おすすめは、オオバコ、クローバー、タンポポ、ナズナ、ハコベ、レンゲなど。
その他、アオカモジグサ、エノコログサ、笹、シロツメグサ、ノコギリソウ、フキタンポポ、ヒレハリソウ、マコモ、ムギクサなども食べられます。
これらはモルモットにとっても大好物です。摘み立ての野草をもらう時のあのプィプィ鳴く声はモルモット好きにはたまりません。あの声を聞くとまた摘んできたくなりますよね。
ただし、野草を摘む場所には十分注意をはらう必要があります。田んぼのあぜ道などは野草がたくさん生えていますが、こういうところは農薬がかかっている可能性があります。また、道端の野草には除草剤、犬の排泄物、車の排気ガスなどがかかっている可能性があります。安全な場所を探すのは意外と大変なのです。
安全な野草を手に入れるには、お家にスペースがあれば、ミニ家庭菜園を作って自家栽培しちゃうのが一番確実です。鉢植えで十分なので興味のある方は是非試してみてください。
与えてはいけない野草
アサガオ、アジサイ、イヌホウズキ、ウルシ、オシロイバナ、キョウチクトウ、クサノオウサツキ、サトイモ、シダ、シャクナゲ、ショウブ、ジンチョウゲ、スイセン、スズラン、セントポーリア、ツゲ、ツツジ、ドクゼリ、ドクニンジン、ナツメグ、ニチニチソウ、ヒヤシンス、ベゴニア、ベンジャミン、ホオズキ、ヨモギ、ヨモギギク、ワラビなど。
これらをすべて覚えるのは大変です。よくわからない野草は摘まないようにしましょう。モルモットは食べて良いものと悪いものの区別がつけられず、間違って食べてしまうおそれがあります。もし摘んできた野草の種類がはっきりわからない場合はけっして与えてはいけません。
食べられるハーブ
イタリアンパセリ、バジル、ルッコラ。
ウサギにはこれ以外にも、コリアンダー、タイム、マリーゴールド、ミント、レモングラスなどが食べられるハーブとして知られていますが、モルモットにはこれらを与えて良いかどうかははっきりわからない部分もあるので、やはり、上記3種以外は与えない方が賢明でしょう。
まとめ
モルモットが食べられる野草の主なものはオオバコ、クローバー、タンポポ、ナズナ、ハコベ、レンゲなど。ハーブはイタリアンパセリ、バジル、ルッコラなど。ただし、これらは必ず与えなければならないものではありません。おやつとして時々食べさせてあげれば十分です。きれいな場所で摘んできたものを食べさせましょう。ミニ家庭菜園などで自家栽培するのもおすすめです。