モルモットは感情表現の豊かな動物です。もともとは群れで生活していた動物ですから、社交性があり、仲間とのコミュニケーション能力にも長けています。だんだん仲良くなるにつれていろいろな仕草で感情を伝えてくれるようになります。
モルモットが日常よく見せるボディーランゲージをまとめてみました。
目次
ヒトの手をなめる
心から安心している時、リラックスしている時、差し出した指先をペロペロなめることがあります。優しくかまってくれてうれしい、なでてくれて気持がいい、そういった楽しい気分で甘えている時に見せる仕草のひとつです。
ただし、あまりにも指先を近づけすぎると、モルモットはかえってよく見えないために、目の前にあるものを確かめようとしてなめてみたり軽く噛んでみたりするようになり、これが高じて「甘噛み」に進展していくこともあるので注意してくださいね。
ヒトの足に寄り添う
モルモットがヒトの足や体に触れてゆったりくつろいでいるのは仲良くなった証拠です。ちょっと邪魔だと思ってもしばらくはモルモットの好きなようにさせてあげましょう。優しくなでてあげればさらに喜んでくれることでしょう。もっと仲良くなれば膝の上に乗ってくるようになります。
なでられて頭やあご下を差し出す
頭をなでている時に手にそっと押し付けるように頭を差し出してきたり、あご下をさすっている時にあごを上げてのど元を差し出すようにする時は、もっとそこをなでて欲しい、掻いて欲しいという意思表示です。優しく丁寧になでてあげましょう。
頭で手をクイクイ押しやる
モルモットの機嫌が良くない時に見せる仕草です。自分にとって嫌なことをされた時によくやります。放っといて!という意思表示です。この行動が見られたら、なるべくそっとしておきましょう。
歯をカツカツ鳴らす
これは明らかに怒ってイライラしています。この仕草はモルモットだけでなく、ハムスターやマウス、ラットなどげっ歯類全般に見られるボディーランゲージです。このような時にさらに挑発を続けると、温厚なモルモットでさえ噛むことがあるので注意が必要です。
ジャンプする
モルモットはジャンプ力はあまりなく、普段そうそうジャンプすることはないのですが、興奮してうれしい時に体をひねってジャンプします。特に子供のモルモットによく見られるしぐさで、ポップコーンジャンプと言われています。はしゃいでいる姿はとても可愛らしいです。
大人になってから見られるジャンプは、どちらかと言うと怒ったり気にくわないことをアピールする意味でやるようです。驚いたりパニックになった時もジャンプします。
体中の毛を逆立てる
おびえていたり怖がっている時、かなり嫌がっている時に見せる仕草です。伏せたままじっとして動かない時も同じような意味を表しています。静かに優しい言葉をかけるだけにしてそっとしておいてあげましょう。
いろいろな鳴き声をだす
甘えたり、うれしかったり、警戒したり、怒ったり、怖がったり、さまざまなシチュエーションで違う鳴き声を出します。(参照:モルモットの鳴き声とその意味は?)
まとめ
モルモットは感情表現の豊かな動物です。仲良くなるにつれてさまざまなボディーランゲージを見せてくれるようになります。モルモットが今どんな気持ちでいるのか、その仕草から読み取れるようになりましょう。